人柄

多くの企業や法人の就職面接で好印象を受けるであろう人柄のキーワードを挙げるとすれば、”ひたむき”　”思いやり”　”誠実”を私はあげたいと思います。ひたむきな人は、企業が苦境に立たされた時、粘り強く打開しようとします。思いやりのある人は、チームの一員がミスを犯した時、そのミスをカバーし合いながら総合力を維持向上できる人です。そして誠実である人は、コンプライアンスを忠実に遵守し、組織を正しい方向に導いてくれます。実際、世の中を見渡しても、上記の資質をもったリーダーがいる組織は継続的に強いと言えます。逆に、不祥事を起こす組織には現実的にそれらが欠けていると言えるのではないでしょうか。一人の人間の能力は一般的に限られているものであり、よほど卓越したものを持っていない限りは、チーム力、組織力を最大化できる人に入ってもらいたいのです。そこそこ力があっても、横柄でチームの方向性を乱すような人は多くの場合面接で不合格となるでしょう。もちろん、人柄というものはこれまでの人生で培われてきたものですから、現実的になかなか変えることができません。何か自身の大学生活の具体的な事例で説明できるものがあれば、自分なりにどう面接で言及するか、考える一助としていただければと思います。
日本ラグビーの快進撃、高校野球の連日の熱戦、浅田真央さんの美しい演技に日本中が感動するのも、卓越した能力や技術ばかりではなく、そこに表れる素敵な人柄やそこに至るまでの想像を絶する大変な努力に多くの人が共感しているからだと思います。

---

スポンサーリンク